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国立新美術館「ミュシャ展」をレポート。超大作《スラヴ叙事詩》に感動!

心を豊かにする体験 アート ブログ 日記

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チャーミー(@charmy2016)です。

東京・六本木の国立新美術館で開催中の「ミュシャ展」を見に行ってきました。

子供のころ、画集で《スラヴ叙事詩》を見て、大いに感銘を受けた私……。
いつか実物を見てみたいと思っていたので、今回の展覧会は願ってもない機会でした。

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画像はミュシャ展のフライヤーより《ヒヤシンス姫》(部分)。

さっそく、感想をレポートしたいと思います!

国立新美術館開館10周年・チェコ文化年事業「ミュシャ展」

公式サイトは以下。
ミュシャ展公式ホームページ

展覧会の目玉、《スラヴ叙事詩》とは?

アール・ヌーヴォーを代表する芸術家、アルフォンス・ミュシャ(チェコ語発音ムハ。1860-1939)は、オーストリア領モラヴィア(現チェコ)に生まれ、パリに渡り活躍しました。

華やかなアール・ヌーヴォーの作品を手掛ける一方、
晩年は故郷に戻り、自身のルーツであるスラヴ民族の歴史を17年という期間をかけて描きます。
縦6m×横8mというスケール、また全20作品におよぶ渾身の作品は《スラヴ叙事詩》と題され、ミュシャ史上最大にして最高の傑作と言われています。

実は《スラヴ叙事詩》全20作品が公開されるのは、ミュシャの故郷チェコ以外でははじめて。
その幻の作品が日本で一挙公開されるということで、日本でのミュシャ人気がうかがえます。
展覧会ではアール・ヌーヴォー時代の作品と、《スラヴ叙事詩》を描くに至るまでの足跡を多数の作品をとおしてたどることができます。

展覧会の様子

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嬉しい配慮もたくさん

音声ガイドは520円で借りられます。
ナビゲーター:檀れいさん、ナレーター:三宅健太さん。

ベビーカー、車いすでの入場もOK。
貸し出し用にベビーカーは9台、車いすは14台用意されているようです。
詳しくは、インフォメーションで案内していただけます。

会場マップは写真のようになっています。

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見ていただくとわかるのですが、ところどころ通路が用意されており、
無限周回できるようになっています!
いすもトイレも用意されているので、休憩しながらじっくり見ることができます◎

そして、展覧会としては珍しく、一部の作品を撮影することができるんです!
何とも太っ腹!(ただしもちろんフラッシュはNO)
撮影した写真を一部お見せしますね^^

私の《スラヴ叙事詩》作品メモ。撮ってきた写真も公開

Slav15 イヴァンチツェの兄弟団学校~クラリツェ聖書の印刷
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ミュシャの故郷モラヴィア地方イヴァンチツェで、クラリツェ聖書が翻訳・印刷された様子。少年が聖書を老人に読み聞かせています。
少年は若き日のミュシャがモデルとか。
Slav18 スラヴ菩提樹の下でおこなわれるオムラジナ会の近い~スラヴ民族復興
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1894年にスラヴ文化の再興を求め結成された民族主義団体“オムラジナ会”の集会の様子。
ハープを弾く少女はミュシャの娘がモデル。後に同ポーズのポスターも制作されています。
夫はしきりに美少女だと言っていました・笑。
Slav19 ロシアの農奴制廃止~自由な労働は国家の礎
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ロシアの農奴制が廃止されたのはヨーロッパに遅れた1861年。モスクワの聖ワシリー大聖堂の影で皇帝による勅令が読み上げられ、人々が自由を獲得した場面。
が、歓喜の様子は伝わってこず、こちらを見る女性からは当惑の表情がうかがえます。
何かを訴えかけるようにこちらを見る人々の姿は、《スラヴ叙事詩》で散見されます。
Slav20 スラヴ民族の賛歌~スラヴ民族は人類のために
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スラヴ民族の勝利を象徴化した作品。
画面右下の青い部分はスラヴの神話の時代、
上部の赤はフス戦争、
その下の黒い部分はスラヴ民族の敵、
さらに下の黄色い部分はスラヴ民族に自由と平和と団結をもたらす人々が描かれています。

個人的に気になったのが、この作品。

Slav13 フス派の王、ポジェブラディとクンシュタートのイジー。
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画像はミュシャ展ホームページより。
スラヴ人国王イジーはカトリックとフス派の宥和を実現します。
しかし、ローマ教皇ピウス2世はそのフス派信仰を認めるプラハ条約の撤廃を迫ります。
作品では、イジー王が椅子を倒して立ち上がり、教皇の特使と王が対峙するさまが描かれています。
とても緊張感あふれる場面で、思わず息をのむほど。

でも、よく見ると……
右下にいる道化の表情が皆と違うことに気が付きます。
一人だけシニカルな表情を浮かべているんですよね。場に居合わせながらも、政治には関係ないといわんばかりに外野感を漂わせています。
(そのように感じました)

この作品は撮影禁止だったので、ぜひ直接確認してみてくださいね。

アール・ヌーヴォーの作品も華やかで素敵

ミュシャの出世作である、女優サラ・ベルナールのために作成した舞台「ジスモンダ」のポスターをはじめ、
女性と装飾の組み合わせで表現された装飾パネル(文字のないポスター)
挿絵作品などがありました。

また、工芸、彫刻分野でも才能を発揮したミュシャ。
サラのためにデザインしたブレスレットと指輪、
美しい女神の彫刻も展示してありました。

混雑ぶりは?

見に行ったのは2017年3月17日、金曜日のあさイチ(午前10時)。
平日だし、すいているかな~なんて期待していたのですが……。
何と、チケット販売所の前には50mほどの列、会場前にも同じくらい長い列ができていました(@@)
チケット売り場の混雑は同時期開催の「草間彌生展」の影響もあると思いますが、
やはりミュシャは人気なのだと再確認しました。

でも、安心してください。
《スラヴ叙事詩》はどれも縦6m×横8mという大きな作品。
これを展示するために部屋は広くとられていますし、皆さん全体を見るためには遠目から見ます。
混雑しているように見えても、好きな位置から見ることができるので、意外と快適にまわることができました(^^)/

行こうと思っている方への心得

チケットについて

国立新美術館のツイートを見ると、やはり当日チケットの発券までには待ち時間があるそうです。

私たちは事前にセブンチケットでチケットを入手していたので、入場まではスムーズでした。
※セブンチケットの予約は2017年6月5日(月)12時まで。
長い時間待てない! 文字だけのチケットでも良い! という方は、事前購入をオススメします。
セブン-イレブン チケット情報・購入・予約|セブンチケット

細かい描写も楽しむのなら……

双眼鏡や単眼鏡を持参することをオススメします。
何といっても《スラヴ叙事詩》は大きな作品のため、上の方の細かな描写まで見るのはちょっと困難です。
そんなときに、双眼鏡や単眼鏡はとても役立ちます。
実際にお使いの方は何人もいらっしゃいました。
私も持参しました。

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100均一のオモチャコーナーにあったものですが、大丈夫でした。

所要時間

3時間! かかりました。
展覧会グッズの購入にかかった時間も含まれています。
(ショップはものすごく混雑していました。私は人に押し流されてしまいました……^^;)

展覧会グッズ。こんなものがありました

図録や定番のポストカード、クリアファイルをはじめ、
スマホケースやマスキングテープ、メモ帳、ふせん、トートバッグetc.……。
たくさんのグッズがありました。
装飾パネルやポスターは「イラスト」的なので、こういうグッズとの親和性が高いですね。どれも素敵で目移りしてしまいました><

また、チェコアニメ「もぐらのクルテク」のグッズや、伝統の藍染を使用した小物などもありました。

図録はAmazonでも公式のものが購入できるようです。2,400円。

ショップはチケットがなくても利用できるようです。

購入したのは……

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購入したものをご紹介します。

ポストカード

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《四つの花》より、「アイリス」のポストカードと、
美しい女神、「ラ・ナチュール」のポストカード。

クリアファイル

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《スラヴ叙事詩》「東ローマ皇帝として 戴冠するセルビア皇帝 ステファン・ドゥシャン」のクリアファイル。

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お花を持ってお祝いする女の子たちが可愛いです^^
何となく自撮り風? 後ろの皇帝も自撮り棒のような杖をお持ちです(白い衣装の人)。

マグネット

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《四つの花》より、「ユリ」と「アイリス」のマグネット。
可憐で素敵です。

ちょっと嬉しい特典も

ショップ出口にあるチラシ置き場に「半券サービス」の案内チラシがあります。

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近くの東京ミッドタウン内の対象ショップでチケット半券を提示すると、お得なサービスが受けられるというもの。
ドリンクサービスや、お買い物の割引などの特典がありました。

気になる方はチラシ置き場をチェックしてみてくださいね。

開催概要

ミュシャ展
会期:2017年3月8日(水)~2017年6月5日(月)
会場:国立新美術館 企画展示室2E
開館時間:午前10時~午後6時(入場は午後5時30分まで)
※毎週金曜日、4月29日(土)~5月7日(日)は午後8時まで(入場は午後7時30分まで)
休館日:毎週火曜日(ただし、5月2日(火)は開館)
観覧料:一般1,600円/大学生1,200円/高校生800円
※前売り分は終了。
国立新美術館 THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO

今後の巡回予定はありません。

最寄駅は六本木駅/乃木坂駅。
乃木坂駅から美術館へは直通です。

ちなみに、
六本木駅側から来ると、美術館まわりの木に「草間彌生展」のインスタレーション(場所や空間全体を作品とするもの)が施されていて楽しめます。
乃木坂駅からは同展のカボチャが見られます^^
こちらもチェックしてみてください。

感じたこと

《スラヴ叙事詩》、展示室に入った瞬間、あまりの大きさに思わず声がもれるほどでした。
普段イメージされるミュシャのイラストレーション的なデザインと異なり、
オーソドックスな絵画の様式を想起させられます。

しかしさらに距離を縮めていくと、
精密な点描など、ミュシャが色々な手法を駆使して作品を完成させようとしていたことが
垣間見えてきます。
絵の隅々まで細やかに描かれており、
ミュシャが祖国に対してどれだけの想いを込めていたかが伝わってきました。

感無量です。

実はこの日、ミュシャ関連の別の展示も見てきました。
長くなってしまったので、その様子は次回お届けしようと思います^^

<追記 2017-03-20>
関連展示情報を記事にしました♪

www.makeahappyhome.com

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マグネットは冷蔵庫に貼ってみました。美女に囲まれるジャクソン・ポロックの図。

展覧会関係のコミュニティも参考に。
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